B大学のS先生。その1
- 2006年12月3日
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当店、来年(2007年)の1月26日で開店して丸12年になります。
S先生が初めて当店に現われてから(現れたという言葉がピッタリでした。)10年以上経つと思われますが、彼が1番初めに店に来た時、
最初に言ったことは、”堅い目に茹でて”という言葉でした。
私は密かに心の中で”この男は何を言うてんねん”とつぶやき、
いつものように蕎麦を湯がき彼に供しました。そうしたら、次の日も
そのまた次の日も彼は店に現れ、その1週間に合計5回は来て
くれていました。 最近でこそ、彼は仕事が忙しくて週に1回も
来れるか、来れないかというサイクルでしか店に来なくなって
いますが、彼と二人で歩んできた10年は私にとって、蕎麦屋の親父
にとって貴重な勉強の時となるとは夢にも思いませんでした。
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