土記拓也容疑者の犯行はストレスが原因ではない?「33歳で警部補は優秀」【内見スカート内盗撮】

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アパートの内見を装い、仲介業者の24歳女性のスカートの中を盗撮しようとした疑いで、三重県警伊勢警察署の警部補、土記拓也(どきたくや)容疑者(33)が逮捕されました。土記拓也容疑者を調べてみると大学卒業後順調にエリートコースを歩んできていたようで、33歳での警部補は優秀とされているようです。「ストレスがたまっていた」との供述をしているそうですが、「ストレスを理由に自分の性癖を隠している」との声が多かったので調べてみたいと思います。

土記拓也容疑者の犯行はストレスが原因ではない?「大学では警察を第一志望に掲げ奔走」か

『土記拓也』と調べてみると、真っ先に出てくるのが大学の卒業生インタビュー。

そこには『土記拓也』という人物が三重県警に採用されるまでのストーリーが顔写真付きで語られています。

「将来の夢について真剣に考えてほしいと思う」

紹介文の最後には受験生に向けてこのように訴えています。

土記拓也容疑者は、警察官になるためにその大学に入学し、公務員試験の基礎講座などを受けながら、採用試験の勉強をしていたそうです。

「一般企業への就活に取り組むことで、警察官採用試験を受ける上でも有効な経験が得られる」ということから、一般企業へのインターンシップや面接を経て3社からの内定もあったのだとか。

それでも警察官になることを希望したということです。

10年前、熱い希望を胸に警察官になり、順調にエリート街道を歩んでいた1人の若者がたどり着いた先が今回のこの事件というのは、何とも言葉に言い表すことのできないものがあります。

「33歳で警部補は優秀」というコメントが多かったので調べてみました。

資格広場より

「キャリア」であれば22歳、「ノンキャリア」であれば26歳では警部補になれるということなので、33歳での警部補はそこまで早いというわけではないのかなと思いました。

警部補の平均合格年齢も『34歳』とあったので、まあまあ「普通」といったところでしょうか。

でも採用されてから10年、特に素行不良もなく、与えられた仕事をしっかりとこなしていなければなれない階級でもあると思うので、警部補になるまでにはそれなりに努力もしてきたのかと思います。

土記拓也容疑者は「ストレスがたまっていた」ための犯行だと供述していますが、女性のスカートの中を盗撮するためにわざわざアパートの内見を名前と職業を偽って予約しています。

そこまでするためにたまる「ストレス」ってどんなものなのでしょうか。

人は誰でもストレスを抱えて生きています。

どんなに大変なことがあっても辛いことがあっても、それを消化するための方法は数多あるはずで、何も盗撮だけが解決法ではないはずです。

確かにストレスもあったのかもしれませんが、ストレスを理由にしていい犯罪なんて1つもありませんし、そんなことが許される世の中ではないということを警察官という立場であれば誰よりもわかっているはずです。

愛知県までわざわざ赴き、名前と職業も偽るというのは計画性もかなり感じられます。

大学まで進学してストレートで警察官になり、警部補という地位にまでなる賢い人の頭の使い方なのでしょうか。

人は何か行動を起こす時に「リスク」を考えます。

「この行動は自分にとってどんな利益があるのか」ということを考えるのですが、自分のこれからの人生や現在の地位と盗撮という行為を天秤にかけた時、土記拓也容疑者と同じ立場なら誰しもが盗撮というリスクを冒すことをはばかるかと思います。

土記拓也容疑者はそこまで考えるまでの余裕もなく、一心に盗撮という行為に走ってしまったのなら、これは一種の「病気」というふうに捉えてもいいのかもしれません。

土記拓也の将来の目標は「刑事になって犯罪捜査の最前線で活躍すること」

先の大学卒業生のインタビューでは、土記拓也容疑者は「刑事になって犯罪捜査の最前線で活躍すること」を将来の目標として語っていました。

「採用試験に合格しても、それは一つの通過点でしかない」とも話しています。

そこまで理解している人が、一時の気の迷いやストレスで一生を棒に振ってしまうことの恐ろしさを垣間見たように感じます。

このような犯罪を犯してしまう前に誰か親身になって相談する人が近くにいなかったのか、支えてくれる親族の顔が思い浮かばなかったのか、悔やまれるところです。

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