2023年8月、山形県内に住む10代の女性に、SNSのメッセージ機能を使いわいせつな行為をさせその映像を送らせたとして2月9日、不同意わいせつなどの罪で米沢市立第一中学校の教諭、蛭田大和(ひるたやまと)容疑者(26)が逮捕されました。
蛭田やまと容疑者のSNSなどを調べると、さまざまな経歴や教師を目指すきっかけになった本人の言葉などを見つけることができました。どんな人物なのか調べてみたいと思います。
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蛭田大和の経歴は長井高、新潟大教育学部卒の数学教諭「大学では陸上競技部、ロードバイク好き」
まず、蛭田大和容疑者のFacebookを調べてみました。
すると蛭田大和容疑者のものと思われるアカウントを見つけることができました。
高校は山形県立長井高等学校出身です。
長井高等学校は、偏差値は61~62とそこそこ高く、山形県内でも10の指に入る高校です。
口コミでは『自称進学校』という言葉が目につきましたが、課題や小テストなどが多く、『THE 進学校』として国公立大を推している高校のようです。
その中で蛭田大和容疑者も例にもれず大学進学を目指して日々勉強に励んでいたのでしょう。
そして見事新潟大学に入学しました。
学部は教育学部で、学校教員養成課程の数学教育専修に所属していたようです。
陸上競技部にも所属し、ロードバイクも趣味ということで、文武両道のお手本のような人だったのではないかと思います。
在学生から受験生へのメッセージが残されていました。
「子どもの良さを認め、情熱を持って指導されていた中学校時代の恩師に憧れ、中学校教員を志すようになりました。」
とあります。
かつて蛭田大和容疑者がそうだったように、蛭田大和容疑者が今まで出会った教え子の中にも同じように蛭田大和容疑者の姿を見て教師になりたいと思っていた生徒がいたかもしれません。
それがこんなにショッキングな事件を起こしてしまって、生徒の動揺は計り知れないものがあります。
「多様な仲間と夢に向かって切磋琢磨できる経験は人生において特別な時間になります。」
とも語っています。
約5年前、志を高くして教諭の道を切り開いた蛭田大和容疑者の姿はどこへ行ってしまったのでしょうか。
夢であった教諭になったとたん燃え尽きてしまったと言うのなら、なんともお粗末な人生なのでしょう。
現在は米沢市立第一中学校で教壇に立っていた蛭田大和容疑者ですが、その前の中学校も明らかになっています。
平成31年(2019年)に発行された『長井市立長井南中学校』の学校だよりにその名前がありました。(現在ページは削除済)
『〈転入〉よろしくお願いします』という文字と、たくさんの教諭と共に蛭田大和容疑者の名前があります。
そして名前の横には(新規採用)ともありますね。
Facebookで蛭田大和容疑者が新潟大学を卒業したのは2019年と記されていたので、蛭田大和容疑者は2019年に卒業してすぐに教員試験に合格し採用されたということになります。
昨今の教員採用試験の合格倍率は徐々に低下の一途をたどっていますが、それでも蛭田大和容疑者が採用試験を受けた平成31年も約3倍の倍率ではありました。
大学でも優秀な成績を残していたから大学紹介のメッセージも残せていたのではないかと思うと、教員になるまでエリートコースを歩み、うまく行き過ぎたとも言える人生にもかかわらず、なぜ10代の女性にわいせつ動画を送らせるような愚かな行為をしてしまったのか理解に苦しみます。
顔や名前が世間に知れ渡ってしまい、再び教員になることはできないでしょう。
一時の自分の欲求を満たすために、すべてを失った代償は大きすぎます。